水泳授業中に児童死亡 濵田知事「極めて重く深刻に受け止めている」

中学校のプールで小学生が溺れて死亡した事故について、濵田知事は「安全安心であるべき場所で起きたことは極めて重く深刻に受け止めている」と述べました。
7月5日、高知市の中学校のプールを借りて行われていた長浜小学校の水泳の授業中、4年生の男子児童が溺れて死亡しました。11日に県庁で行われた知事の定例記者会見で濵田知事は。
（濵田知事）
「安全安心であるべき場所である学校の、しかも学校の授業中、こういった形で死亡事故が発生したということは、極めて重く深刻に受け止めております。保護者の方の心中をお察ししても、無念であろうと。さぞかし無念であろうと、余りあるところでございまして、誠に遺憾であるという風に言わざるえません」
濵田知事によりますと事故を受け県教育委員会は、長浜小学校へのスクールカウンセラーの派遣や、国立・私立を含めた県内全ての学校に水泳授業中の安全管理の徹底を求める通知を発送するなどしたということです。
（濵田知事）
「各教育委員会・学校におきましては今回の事故は決してよそごとではないという前提に立ちまして、安全対策を徹底しまして、こうした事故が二度と起こらないように、全力を尽くしてまいりたいという風に考えております」
また、プールの老朽化が進む学校の水泳授業のあり方について問われた濵田知事は、民間のスイミングスクールの施設を活用するなど幅広い選択肢の中で再整備について検討すべきという考えを示しました。